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Mastodonを図解で解説。サーバ分散型の新しいSNS

Mastodonというサービスが盛り上がっている、というニュースを見た時はアルマゲドンの次の映画か?と思うくらい不気味な名前に聞こえましたが、今非常に話題になっているSNSのようです。Twitterと同じような機能を持っていますが、Twitterと違ってどこかの会社が運営しているわけではありません。

Mastodonとはフランス発のオープンソースのSNSで、オープンソースですので誰でもMastodonを構築できてサービスを提供できるようです。つまりMastodonのSNSがこの世界に沢山存在する事になります。ではあなたとあなたの友達が違うMastodonにアカウントを持っていた場合はどのようになるのでしょう?

インスタンス

インスタンスとは簡単に言うとMastodonのサイト1つ1つの事を言います。先ほどもお伝えした通りMastodonのSNSは誰でも構築できますので、複数のMastodonのSNSが存在します。それぞれをインスタンスと呼びます。ユーザはインスタンスを選んでアカウントを作成する事になります。日本で有名なインスタンスは@nullkalさんが開設したmstdn.jpのようですが、現時点では新規登録ができないようです。

連邦(フェデレーション)

連邦とは強い権力を持つ国や団体が1つの連合として形成されている事を言います。Mastodonの場合、強い権力を持つ国にあたるのがインスタンス(Mastodonのサイト)です。つまり、複数のインスタンスがまとまって連邦を形成しています。

連邦(フェデレーション)の利点として

などが挙げられます。

また、ユーザは自分の投稿を所属するインスタンス(ローカル)のみ表示させるのかフェデレーションにまで表示させるのかを設定できるようです。

Mastodonのセキュリティ

悪意を持った管理者が作成したインスタンスにアカウントを登録してしまうと、IDやメールを悪用される可能性があります。またパスワードは暗号化されて保存されるが、そのロジック・プログラムを悪意のある管理者が改造して自分が読み取れるようにできる可能性があるので注意が必要です。

また、アカウントを作成したら、脱退機能がないのでアカウントを削除する事ができません。ですので、アカウントを作成する場合は登録するメールは念のために重要でないメールアドレスを登録しておきましょう。