更新情報

2011/03/22
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2011/03/21
英字新聞・ニュース」を更新しました。
2011/03/20
サイトを公開しました。

MBAとは

MBAとはMaster of Business Administrationの略で、日本では経営修士と呼ばれる大学院の修士課程の一つです。ただ、一般的にMBAと日本の経営修士は区別されます。 MBAというと一般的にはMBAの主要認証機関によって認証されたプログラムをMBAと呼び、実際には主要認証機関によって認定されていないプログラムや 日本の経営修士はMBAと認めない部分もあります。

MBAの認証機関にはアメリカを中心し約30か国の500校が参加しているAACSBや、イギリスのAMBAなどがあり、厳しい審査の もとMBAとしての認証を発行したり、発行後の質の維持を行っています。AACSBはハーバード大学、MIT、スタンフォード、シカゴ大学など超一流の MBAプログラムが参加しており、一番大きく信頼のできる認証機関です。

MBAと日本の経営修士との違い

日本でも多くの大学で経営修士を取得することができますが、ほとんどの日本の大学はMBAの認証を取っておらず、世界的には評価されていません。日本の大 学としては慶応大学がAACSBの認証を取得し、名古屋商科大学がAACSBおよびAMBAを取得しています。またアメリカの日本校であるテンプル大学 ジャパンキャンパスでもAACBS認証のMBAプログラムを提供しています。

一方で青山学院大学、一橋大学、法政大学などもMBAプログラムを提供していますが、厳密に言えば国際認証されていないMBAという事 になります。だからと言ってこれらの大学のレベルが低いわけではありません。青学、一橋、法政は学生のレベルも高く、トップクラスの大学である事は間違い ありませんが、単純に国際的な認証がなくて評価の対象とならないのです。よって日本の学生からは支持されますが、世界の学生からは志望校に選ばれるチャン スが少なくなるのです。

日本の大学も頑張れば国際認証は取得できると思いますが、授業スタイルや講師陣の構成などたくさんの規定がありますので、日本のスタイ ルを貫きたい大学はあまり国際認証にこだわっていないようです。

MBAを取得すると出世できる?給料が上がる?

MBAは資格ではなく、学位です。ですのでMBAを持っているからといって、士業として専門的になにかの仕事を優先的にできるようになるわけではありませ ん。しかしながらMBAは2年とい う短期間で経営に必要な知識と考え方を身につけることができます。実際に会社でもMBAと同様の事を学べるかもしれませんが、それは多義に渡る部門の役割 について学ぶ必要があり、実際の会社では数カ月単位で部署異動しならが経験しない限りは全体的な視野から会社を学ぶことができません。MBAでは短い間で ファイナンスからエコノミックス、マネジメント、IT、法律、企業倫理など多くを集中的に学ぶことができます。

ただ、MBAを取得してすぐに出世できるかどうか、給料が上がるかどうかは、あなたの会社次第です。もちろん出世レースではMBAホル ダーの方が有利かもしれませんが、あなたがMBAで身に付けた経験やスキルをどのように会社に貢献できるかによると思います。転職する人も多いかもしれま せん。マネジメント系の求人を見ても条件欄に「MBA is must」とは「MBApreferable」とか書かれているものも多いので、転職には有利でしょう。

MBAの授業料

授業料は国や大学によって異なりますが、アメリカのMBAの場合は400万円から800万円くらい必要です。それに比べて日本のMBAの場合は200万円 から300万円で済みます。日本で一番高い授業料のMBAはカナダのマギル大学の480万円、2番目はアメリカのテンプル大学の440万円と非常に高いで す。これはMBAの認証機関のルールに従い、教授をメインキャンパスから派遣しなければいけないのでその分費用がかかるのです。

企業派遣による入学であれば、会社が学費を負担してくれるので授業料の高いアメリカの一流大学でも良いかもしれません。もし、私費での MBA入学を目標としているのであれば自分が学びたい事や今後の方向性を考えて、安い授業料の大学に行くか、日本のMBAを取得する事も検討のうちの1つ です。また、アメリカだけがMBAではないので、シンガポールなどの大学も良いと思います。アジアの中には日本の大学より世界的に評価の高い大学がたくさ んあり、安い物価・授業料で質の良い授業を受けることも可能です。

MBAプログラムに入学するまでのプロセス

MBAへのプロセスは主に以下の通りです。

  1. 大学選び(希望校を絞る)
  2. GMAT対策
  3. TOEFL対策
  4. 大学選び(決定する)
  5. エッセー、パーソナルステートメント作成
  6. 願書提出
  7. インタビュー
  8. 合否発表

もちろん、プロセスは人それぞれですが、GMATとTOEFLは1年前から準備しておいた方が良いでしょう。ただ、私個人としては一番最初に大学選びを 行った方が良いと思います。先に「○○大学のビジネススクールに行きたい!」という目標があった方がモチベーションが上がるからです。

それでは次のセクションでプロセスの詳細を説明していきましょう。

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