サイバーセキュリティ

WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)とは

投稿日:

WAFはWeb Application Firewallの略で、Webサービスを攻撃から保護するためのシステムです。WAFはHTTP通信を分析して、悪意のあるコマンドやパラメータを含む通信をブロックします。WAFがブロックできる攻撃の例は以下の通りです。

  • SQLインジェクション
  • クロスサイトスクリプティング
  • セッションハイジャック
  • ディレクトリトラバーサル
  • パスワードリスト攻撃
  • その他脆弱性を悪用した攻撃(OpenSSL、Apache Strutsの脆弱性など)

Firewallの限界

Firewallは不要なポートを閉じて必要最小限の通信のみ許可することによって、外部からの不正な通信や攻撃のリスクを削減することができます。一方で必要なポートは解放する必要がありますので、HTTPやHTTPSなどのWebサービスへのアクセスに必要なポートは解放する必要があります。つまり、HTTPの通信に不正な通信や悪意のある通信が紛れ込んでいても、Firewallはそれをブロックすることはできません。

WAFによる攻撃のブロック

そこで、登場したのがWAFです。WAFは多層防御の1つとして、Webサーバの脆弱性を悪用するような攻撃を検知してブロックすることによって、Webサーバを保護します。

WAFはブラックリスト方式とホワイトリスト方式の両方でWebに対する攻撃を検知することができます。ブラックリスト方式としてはシグネチャによるパターンマッチングを行う事により、不正な通信を検知します。不正なシグネチャは毎日定期的にWAFベンダー等からアップデートする必要があります。ホワイトリスト方式はあらかじめ正常な通信パターンを定義して、それと同じ通信は許可するという方法です。ホワイトリスト方式は確実に不正な通信を除去することができますが、正常な通信パターンを定義するための事前準備がとても大変です。最近のWAFには機械学習によって正常な通信パターンの定義をサポートしてくれる機能があるようです。

広告

広告

-サイバーセキュリティ

関連記事

no image

防衛省が対サイバー兵器、攻撃を逆探知し無力化(読売新聞)

読売新聞によると、防衛省が、サイバー攻撃を受けた際に攻撃経路を逆探知して攻撃元を突き止めるウィルスを開発しているといいます。逆探知する際に、感染された端末のウィルスを無効化していくそうで、良いことして …

諜報活動はOSINT、SIGINT、HUMINTの3種類が基本

サイバー空間上の諜報活動にはOSINT、SIGINT、HUMINTの3つの種類があります。これらは元々軍事用語として利用されていましたが、現在のサイバー空間上の諜報活動は戦争での諜報活動と同じように行 …

図解:共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式

共通鍵暗号方式 共通鍵暗号方式は、暗号化する鍵と復号する鍵に同じ鍵を使います。つまり、データを暗号化するユーザと暗号化したデータを受け取って復号するユーザは同じ共通鍵を持っている必要があります。 共通 …

no image

コンテンツフィルタリングとは?

コンテンツフィルタリングとは、主にWebサイト・Webページの内容を監視して、あらかじめ設定された条件を基にWebサイトの閲覧を許可・禁止するシステムの事を言います。コンテンツフィルタリングはWebコ …

no image

Windows 7 SP1 公開 マイクロソフト

やっとWindows 7のSP1が公開されましたね。 企業の多くは、新しいOSを導入する場合は、SP1リリース後にするところが多いです。SP1がリリースされたので、ようやく導入を開始する企業が増えてく …

広告

転職