SQL辞典

【SQL変換関数】NVL2 – NULL値を変換する(Oracle)

投稿日:2009年8月29日 更新日:

NVL関数がバージョンアップ?したNVL2関数があります。NVL2はOracleのコマンドで、以下の通りにNULL値を別の値に変換することができます。

構文:

NVL2(式, 値1, 値2)

式の値がNULL以外であれば値1を返し、NULLの場合は値2を戻す。

使用例:給料とボーナスの合計を求める

SELECT name, salary, bonus, NVL2(bonus, salary+bonus, salary)

name     salary      bonus    NVL2(bonus, salary+bonus, salary)
————————————————————————————————-
Yamada    200000    100000    300000
Tanaka    150000             150000
Kawai     300000    130000    430000

salary+bonusのような演算でbonusがNULL値の場合はsalary+bonusは何の値も返しません。ですので、上記のようにNULL値を別の値に変換する必要があるのです。

SQLコマンド辞典に戻る

広告

広告

-SQL辞典


comment

関連記事

no image

【SQL集計関数】SUM関数 – 合計値を求める(Oracle、SQL Server)

OracleやSQL Serverなどで列の合計値を求めるにはSUM関数を使います。集計関数の中でSUM関数が一番良く使われる関数です。引数にDISTINCTを修飾すると重複を除いた合計を求める事がで …

no image

【SQL集計関数】STDDEV、STDEV – 標準偏差を求める(SQL Server、Oracle)

SQL ServerやOracleで標準偏差(Standard Deviation)を求めるにはSTDDEVもしくはSTDEVを使います。標準偏差とは、データの散らばりの度合いを表し、標準偏差の値が小 …

no image

【SQL算術関数】CEIL / CEILING – 最も小さい整数を返す(Oracle、SQL Server)

引数に指定した値に対して、それ以上で最も小さい整数値を求めるにはOracleの場合はCEIL関数、SQL Serverの場合はCEILING関数を使います。CEILINGは天井という意味があります。引 …

no image

【SQL算術関数】ROUND – 四捨五入を行う(まるめる)(Oracle、SQL Server)

ROUND関数は数値を四捨五入する関数ですが、MS SQLとOracleでは若干使い方が違います。OracleではROUND関数の引数に指定した数値を四捨五入しますが、MS SQLの場合は四捨五入する …

no image

【SQL文字列関数】RTRIM – 文字列の右(末尾)から空白文字を削除する(Oracle、SQL Server)

OracleやSQL Serverで、文字列の右(末尾)から空白文字(スペース文字)を削除するにはRTRIM関数を使用します。 構文: RTRIM(word) wordに指定した文字列の右から空白文字 …

広告

転職